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滑川町(なめがわまち)は埼玉県のほぼ真ん中、首都60km圏に位置しています。町の約60%がなだらかな丘陵地になっているそうで、緑の木々や草花が随所に見られました。
町の北東部には週末に多くの家族連れで賑わう「国営武蔵丘陵森林公園」があり、その西側は「谷津(やつ)の里」を中心とする農業地帯が、さらに西端には360度パノラマが絶景の町の最高地点「二ノ宮山」を囲む「伊古(いこ)の里」が広がっています。
街のほぼ中央をゆったりと流れているのは町名にもなっている「滑川」。町役場の裏手の河原は、滑川に映える桜が見事な名所となっているそうです。
南部にも荒川水系である「市野川(いちのかわ)」が注いでいますが、古くから農耕の盛んだった丘陵地帯では、川の水だけでは田畑に十分な水を引き込むことが困難でした。そのため、かんがい用のため池が随所に作られていったといいます。 現在でも農耕などで使われているため池や沼の数は、実に200個あまり。それが、他所にはない滑川独特の景観を生み出しています。
至る所で見られる水辺の景色は、古から続く日本の「原風景」を思い起こさせ、人と自然が共存する豊かな環境を育んでいます。

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森林公園の南側に位置する羽根尾地域から月輪地域にかけては、数多くの遺跡が出土している日本でも有数の遺跡分布地帯。調査によると、未発掘の埋蔵文化財が、町のほぼ全域に分布しているそうです。つきのわ駅を中心とする区画整理(*)では、平成7年~19年までの12年に及ぶ調査が行われ、そのときに11遺跡が発掘されました。駅北部にある月輪古墳群(つきのわこふんぐん)・月輪遺跡(つきのわいせき)からは、古墳時代の土器や石斧、直刀、さまざまな形の埴輪が数多く出土。東上線以南の地区からは縄文時代早期の土器が見つかり、駅西南部の一帯では旧石器時代の石器も発見されているそうです。*「滑川町(なめがわまち)月輪地区土地区画整理事業」の報告書より
町内には由緒ある神社仏閣や文化遺産も数多く残っています。国の重要文化財をはじめ、県や町で指定されている史跡、彫刻、絵画、書跡、歴史的資料などが現存し、先人の記してきた歴史が垣間見られます。 数万年以上前からゆったりと受け継がれてきた自然と文化、人々の営みが随所に感じられる滑川町(なめがわまち)。古から連なる豊かな時間と暮らしが、ひしひしと伝わってきました。






















